-お知らせ-

○第128回 緑陽医会報告を掲載しました。(2017/10/3)
 
●第127回 緑陽医会報告を掲載しました。(2017/8/1)
 
○第126回 緑陽医会報告を掲載しました。(2017/8/1)
 
●5月14日に実施されました、親睦ゴルフコンペ(医科部会・歯科部会)結果を掲載しました。(2017/5/17)
 
○第125回 緑陽医会報告を掲載しました。(2017/3/28)
 
●第124回 緑陽医会報告を掲載しました。(2017/2/7)
 
○第123回 緑陽医会報告を掲載しました。(2017/1/9)
 
●10月30日に実施されました、親睦ゴルフコンペ(医科部会・歯科部会)結果を掲載しました。(2016/11/1)
 
○第122回 緑陽医会報告を掲載しました。(2016/10/12)
 
●第120回 緑陽医会報告を掲載しました。(2016/7/20)
 
○5月29日に実施されました、親睦ゴルフコンペ(医科部会・歯科部会)結果を掲載しました。(2016/6/3)
 
●第119回 緑陽医会報告を掲載しました。(2016/3/30)
 
○第118回 緑陽医会報告を掲載しました。(2016/2/5)
 
●12月6日に実施されました、親睦ゴルフコンペ(医科部会・歯科部会)結果を掲載しました。(2015/12/8)
 
○第117回 緑陽医会報告を掲載しました。(2015/12/4)
 
●第116回 緑陽医会報告を掲載しました。(2015/9/21)
 
○第115回 緑陽医会報告を掲載しました。(2015/7/27)
 
●第113回 緑陽医会報告を掲載しました。(2015/6/6)
 
○第114回 緑陽医会報告を掲載しました。(2015/6/3)
 
●第112回 緑陽医会報告を掲載しました。(2015/1/30)
 
○第111回 緑陽医会報告を掲載しました。(2014/12/4)
 
●第110回 緑陽医会報告を掲載しました。(2014/10/10)
 
○第109回 緑陽医会報告を掲載しました。(2014/7/30)
 
●第108回 緑陽医会報告を掲載しました。(2014/6/10)
 
○第107回 緑陽医会報告を掲載しました。(2014/4/6)
 
●第106回 緑陽医会報告を掲載しました。(2014/1/25)
 
○第105回 緑陽医会報告を掲載しました。(2013/12/2)
 
●11月4日に実施されました、親睦ゴルフコンペ(医科部会・歯科部会)結果を掲載しました。(2013/11/6)
 
○第104回 緑陽医会報告を掲載しました。(2013/10/17)
 
●第103回 緑陽医会報告を掲載しました。(2013/7/31)
 
○第102回 緑陽医会報告を掲載しました。(2013/7/3)
 
●第101回 緑陽医会報告を掲載しました。(2013/5/1)
 
○第100回 緑陽医会報告を掲載しました。(2013/2/5)
 
●第99回 緑陽医会報告を掲載しました。(2012/12/13)
 
○第98回 緑陽医会報告を掲載しました。(2012/12/13)
 
●第97回 緑陽医会報告を掲載しました。(2012/8/28)
 
○第96回 緑陽医会報告を掲載しました。(2012/6/12)
 
●第95回 緑陽医会報告を掲載しました。(2012/4/6)
 
○第93回 緑陽医会報告を掲載しました。(2011/12/6)
 
●第92回 緑陽医会報告を掲載しました。(2011/10/10)
 
○第91回 甲府南高校医科部会 報告を掲載しました。(2011/8/3)
 
●第90回 甲府南高校医科部会 報告を掲載しました。(2011/5/27)
 
○第89回 甲府南高校医科部会 報告を掲載しました。(2011/2/1)
 
●第88回 甲府南高校医科部会(納涼会) 報告を掲載しました。(2010/11/25)
 
○第87回 甲府南高校医科部会 報告を掲載しました。(2010/10/6)
 
●第86回 甲府南高校医科部会(納涼会) 報告を掲載しました。(2010/8/23)
 
○第85回 甲府南高校医科部会定例勉強会 報告を掲載しました。(2010/6/1)
 
●5月9日に実施されました、第24回緑陽会医科歯科ゴルフコンペ結果を掲載しました。(2010/5/11)
 
○第84回 甲府南高校医科部会 報告を掲載しました。(2010/4/1)
 
●第82回 甲府南高校医科部会 報告を掲載しました。(2009/12/1)
 
○第81回 甲府南高校医科部会 報告を掲載しました。(2009/10/5)
 
●第80回 甲府南高校医科部会 報告を掲載しました。(2009/8/10)
 
○第81回 甲府南高校医科部会 報告を掲載しました。(2009/10/5)
 
●第80回 甲府南高校医科部会 報告を掲載しました。(2009/8/10)
 

 
●過去の定例会報告についてはこちらをご覧ください。

●親睦ゴルフコンペの過去の成績はこちらをご覧ください。

第128回緑陽医会 報告
日 時: 平成29年9月24日(水) PM7:30〜
場 所: 古名屋ホテル 7階
参加者: 1溝部政史、2竹川正純、3井尻 裕、4鶴田好孝、5日原敏彦、6一瀬 広、 7篠原文雄、 8久津間健治(敬称略)
・特別講演
  「変形性膝関節症の治療について」 
  くつま整形外科医院 院長 久津間健治先生(南高校7期卒業)
  座長 つつじクリニック 院長 鶴田好孝先生(南高校7期卒業)
   膝痛を訴える人は800万人から1000万人といわれており、その大部分は変形性膝関節症である。本症は、関節軟骨をメインに加齢に伴う退行性変性である。増悪因子は年齢、性別、肥満、遺伝的素因、職業歴、生活習慣などがある。動き始めの痛みが特徴で、次第にO脚変形を呈するようになる。画像所見はレントゲン像では立位正面像でKellgren & Lawrence 分類でグレードを判定する。MRIでは軟骨面の変性や軟骨下骨の浮腫などを確認する。治療は保存的療法と外科的療法である。治療の基本は、疼痛の軽減と関節機能の改善によってQOLを向上させることである。保存的治療では@運動療法と日常生活指導、A薬物療法、B装具療法などがある。外科的治療では@脛骨高位骨切り、A関節鏡視下手術、B人工膝関節置換術などがある。薬物療法のなかに日本独自の療法で外用剤がある。外用剤は消化管障害リスクや腎障害リスクが低いので高齢で多剤服用者などには有用である。しかし、貼付部の皮膚炎や内服薬ほどの効果が期待できないなどの欠点もある。最近は皮膚吸収率を向上させ内服薬と同等の組織移行率を示す貼付剤も出てきたので、治療の幅が広がった。
篠原会長より、10月29日(日)に開催する緑陽医科歯科親睦ゴルフについて案内があった。
次回は、平成29年11月22日(水)
第127回緑陽医会 報告
日 時: 平成29年7月26日(水) PM7:30〜
場 所: 釜飯 たぬき
参加者: 1溝部政史、2竹川正純、3井尻 裕、4露木弘光、5一瀬 広、 6篠原文雄、 7日原敏彦、8久津間健治(敬称略)
緑陽歯科部会との合同納涼会を開催した。
五味同窓会会長より、10月28日(土)に甲府南高校同窓会総会が開催され、1期生が古希を迎えるのでお祝いのために御招待を差し上げたことが報告された。
篠原会長から7月2日の緑陽会ゴルフの報告があった。
次回は、平成29年9月27日(水)
第126回緑陽医会 報告
日 時: 平成29年5月24日(水) PM7:30〜
場 所: ホテル談露館 2階 アメディスト
参加者: 1溝部政史、2竹川正純、3井尻 裕、4中村政彦、5日原敏彦、6一瀬 広、 7篠原文雄、 8樋口幸司、 9久津間健治(敬称略)
・特別講演
  「心血管病予防を見据えた高尿酸血症の管理」 
  峡南病院 副院長 井尻 裕先生(南高校11期卒業)
  座長 山梨県立中央病院 院長補佐 循環器・臨床試験管理センター統括部長兼任 中村政彦先生(南高校11期卒業)
   高尿酸血症について1病態、2管理の意義、3血中尿酸値の管理指針、4心不全と高尿酸血症 の話があった。
 1.2010年国民生活調査の結果によると高尿酸血症の患者数は増加している。高尿酸血症の患者は脂質代謝異常(総コレステロール高値49.3%、中性脂肪高値44/6%)、糖尿病23.5%、肥満22.6%、高血圧症19.2%などを合併し多様な臓器障害を引き起こす。近年XO(キサンチンオキシダーゼ)が注目されている。XOは尿酸を産生する酵素である一方、参加ストレスの主要な発生源であるため心血管イベントのリスク因子、自然免疫、その他様々な生体機能に関わっている。
 2. 尿酸降下剤はCKD進展を抑制・心血管イベントを抑制・血管内皮細胞の損傷を抑制する。しかし痛風患者の30%は一ヶ月で服薬を中止している。
 3. 薬剤はかつて尿酸排泄促進剤と生成抑制剤で使い分けしていたが、新しく開発されたトピロキソスタットとフェボキソスタットが有用な薬剤である。高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン2012年改訂版に基づいて、患者の腎障害リスクや体内の尿酸飽和溶解度と体温の関係などを考慮し痛風発作がコントロールできたあとは6mg/dLを治療目標値と定め、なめらかに徐々に下げてゆく。
 4. うっ血性心不全患者はBNP値に比例して尿酸値が高く予後が悪い傾向にある。うっ血性心不全では組織の低酸素状態によってATPが分解されて尿酸が産生される。また、利尿剤が用いられために尿酸排泄能が低下し、結果として高尿酸血症となる。
篠原会長より、5月14日(日)に開催した緑陽医科歯科親睦ゴルフの報告があった。
次回は、平成29年7月26日(水)歯科部会との合同納涼会 於 釜飯 たぬき
第125回緑陽医会 報告
日 時: 平成29年3月22日(水) PM7:30〜
場 所: アーバンヴィラホテル古名屋 8階チェディ
参加者: 1溝部政史、2竹川正純、3井尻 裕、4鶴田好孝、5日原敏彦、6一瀬 広、 7篠原文雄、 8深澤 功、 9久津間健治 (敬称略)
・特別講演
  「非心原性脳梗塞発症予防と治療における最近の話題」 
  甲府城南病院 脳神経外科 部長 深澤 功先生(南高校16期卒業)
  座長 峡南会 峡南病院副院長  井尻 裕先生(南高校11期卒業)
   脳梗塞は、血管が閉塞する疾患である。臨床病型としてはNIND-V(NINDS:National Institute of Neurological Disorders and Strokes米国国立神経疾患・脳卒中研究所による分類)がよく知られている。脳梗塞は心原性脳塞栓、ラクナ梗塞、アテローム血栓性脳梗塞、その他の脳梗塞の4種類に分類される。大脳に分布する動脈は皮質枝と穿通枝に分けられ穿通枝はend arteryのため閉塞すると直径15mm以内の小梗塞(ラクナLacuna)が起きる。ラクナ梗塞は高血圧症をベースに穿通枝の先端の細動脈硬化症によるものでかつての日本人に多く発症したが、高血圧症の管理が徹底してきたので減少傾向にある。現在は穿通枝の根元に生じるアテローム血栓性脳梗塞が増えてきている。各病型の5年生存率を比較するとラクナ梗塞が90%に対して、アテローム血栓性が40%、心原性が30%である。アテローム血栓性脳梗塞はラクナ梗塞などより一家性能虚血発作(TIA)が先行しやすい。また内頚動脈や椎骨動脈のアテローム硬化巣(粥種)から血栓が剥離して末梢の血管を閉塞するため突然の発症で病巣も大型となる傾向が強い。アテローム血栓性脳梗塞発症の予防には@生活習慣病の管理(高血圧症の管理)、ATIAに対するリスク層別化による急性期からの治療介入が重要である。
篠原会長より、5月14日(日)に開催する緑陽医科歯科親睦ゴルフの案内があった。
次回は、平成29年5月24日(水)於 ホテル談露館
第124回緑陽医会 報告
日 時: 平成29年1月25日(水) PM7:30〜
場 所: 釜飯 たぬき
参加者: 1溝部政史、2竹川正純、3井尻 裕、4篠原文雄、5日原敏彦、6一瀬 広、 7露木弘光、 8反田克彦、9堀内富雄、10久津間健治 (敬称略)
緑陽歯科医会と合同の新年会を開催した。
歯科医会の五味義彦同窓会会長より、7月2日(日)に甲府南高校同窓会主催の緑陽会ゴルフコンペが開催されること、南高校同窓会総会は10月28日(土)にアピオ甲府で開催されることが報告された。また実行副委員長に緑陽医会の露木弘光先生が就任された。
次回は、平成29年3月22日(水)於 古名屋ホテル
第123回緑陽医会 報告
日 時: 平成28年11月30日(水) PM7:30〜
場 所: ホテル談露館 2階
参加者: 1溝部政史、2竹川正純、3井尻 裕、4河野秀樹、5日原敏彦、6一瀬 広、 7川崎洋介、 8鶴田好孝、9久津間健治 (敬称略)
・特別講演
  「高血圧に関する最近の話題」 
  峡南会 峡南病院副院長 井尻 裕先生(南高校11期卒業)
  座長 溝部内科医院 院長  溝部政史先生(南高校7期卒業)
   日本人の非感染性疾患・外因死への危険因子は、第1位が喫煙で次いで高血圧が第2位である。以下運動不足、高血糖である。高血圧の有病率は50歳代で50%、60歳代で60%、70歳代で70%と増えるため日本人の高血圧症患者数は約300万人と予想される。しかし残念ながら300万人のうち治療率は50%で、治療の効果が得られているのはその50%である。したがって今後も高血圧の管理は重要であり治療すべき患者は大勢いると言える。血圧測定では、家庭内血圧と院内血圧の差に注意する。両方で高いものが真の高血圧であり、院内で高い状態は白衣性高血圧と呼び、家庭内でのみ高いときは仮面高血圧と呼ぶ。後者は心血管イベントのリスクは真の高血圧と同等である。高血圧症治療ガイドライン2014によると高血圧症の1st choiceの薬剤はCa拮抗剤、ARB/ACE阻害剤、β遮断薬のなかから選択し、2nd choiceは配合剤とされている。
高血圧症と高尿酸血症の合併はよく知られているところである。尿酸は抗酸化作用を有するのである程度の量は必要ではあるが、高尿酸血症は生活習慣病を合併するため適正な濃度(4〜6mg/dl)にコントロールしたい。幸い、Ca拮抗、ロサルタン・イルベサルタンなどのARBは痛風発症のリスクを低下させる。
篠原会長より、10月30日(日)に開催された緑陽医科歯科親睦ゴルフの報告があった。
次回は、平成29年1月25日(水)於 釜飯 たぬきにて歯科部会との合同新年会
第122回緑陽医会 報告
日 時: 平成28年9月28日(水) PM7:30〜
場 所: アーバンホテル古名屋 8階
参加者: 1篠原文雄、2竹川正純、3井尻 裕、4長田孝明、5日原敏彦、6一瀬 広、 7溝部政史、 8深澤 功 、9鶴田好孝、10久津間健治 (敬称略)
・特別講演
  「慢性疼痛の治療経験」 
  くつま整形外科医院 院長 久津間健治先生(南高校7期卒業)
  座長 溝部内科医院 院長  溝部政史先生(南高校7期卒業)
   慢性疼痛とは急性疼痛の通常の経過あるいは創傷の治癒に要する妥当な時間を超えて持続する痛みであり通常は3から6ヵ月を限度とするが、臨床の場では3週間を超えると可能性を考え始める。急性疼痛では通常原因が存在し炎症などの身体所見を有し感情の変化は少なく、むしろ心拍数の増加や血圧の上昇・苦痛的表情がみられる。その治療はしばしば消炎鎮痛薬が有効である。それに対し慢性疼痛はその原因は存在しても回復し身体所見もないことが多い。感情の変化が深く関与し疲労、不眠、食欲現象、抑うつ状態などの表現がみられ消炎鎮痛薬が無効なことが多い。
慢性疼痛に対する薬物療法は、神経障害性疼痛に対してはプレガバリン(リリカカプセル)、悲がん性慢性疼痛には弱オピオイド系鎮痛剤(トラマール、トラムセット配合剤など)、抑うつ状態を伴う慢性腰痛にはデュロキセン塩酸塩(サインバルタ)などを使い分ける。ただし慢性疼痛に至る前の原疾患名をレセプトには記載することが求められる。
篠原会長より、10月30日(日)予定の緑陽医科歯科親睦ゴルフの案内があった。
次回は、平成28年11月30日(水)於 ホテル談露館
第120回緑陽医会 報告
日 時: 平成28年5月25日(水) PM7:30〜
場 所: ホテル談露館 2階
参加者: 1篠原文雄、2竹川正純、3井尻 裕、4河野秀樹、5日原敏彦、6一瀬 広、 7溝部政史、 8中村政彦、9久津間健治 (敬称略)
・特別講演
  「心血管イベントから考える糖尿病治療戦略」 
  峡南病院 副院長 井尻 裕先生(南高校11期卒業)
  座長 山梨県立中央病院 臨床試験管理センター統括部長  中村政彦先生(南高校11期卒業)
   糖尿病は現代病として世界に約4億人の患者がいると推定されている。患者数の多い順に中国、インド、米国、ブラジルと続き、日本は第9位である。わが国の糖尿病患者の特徴は、高齢者に多くその半数は自身が糖尿病と気づいていないことである。糖尿病患者は心血管病になり易いことが知られている。糖尿病患者の死因の第1位は悪性疾患、第2位は血管病変である。そして、平均寿命は男68歳、女71歳であり日本人の平均寿命に比べ短命である。
血糖は日内変動がある。食後高血糖は血管内皮細胞障害を増強するため総死亡の危険因子であり、心血管死の危険因子である。血糖変動幅が大きいほどリスクは高まり、変動幅と冠動脈疾患の重症度は比例する。食後高血糖の成因は、インスリン追加分泌の欠如と肝・筋のインスリン抵抗性である。以上のことから高血圧と糖尿病は合併することが多い。脂質と血圧をコントロールすることによって心血管イベントのリスクは減少する。
糖尿病治療の目標は、@血糖、体重、血圧、脂質をコントロールする、Aダイエットと運動である。
篠原会長より、5月29日(日)緑陽医科歯科親睦ゴルフの報告があった。
次回は、平成28年7月27日(水)医科歯科親睦納涼会(釜飯たぬき)
第119回緑陽医会 報告
日 時: 平成28年3月23日(水) PM7:30〜
場 所: 古名屋ホテル 中2階けやき
参加者: 1篠原文雄、2竹川正純、3井尻 裕、4中村政彦、5樫本 温、6日原敏彦、7堀内富雄、 8溝部政史、9久津間健治 (敬称略)
・特別講演
  「高尿酸血症と循環器疾患について」 
  山梨県立中央病院 臨床試験管理センター統括部長  中村政彦先生(南高校11期卒業)
  座長 峡南病院 副院長   井尻 裕先生(南高校11期卒業)
   高尿酸血症は血中濃度が7.0mg/dl以上と定義されるが、放置するとメタボリックシンドロームや慢性腎臓病(CKD),高血圧症、高脂血症などのリスクが上昇する。痛風患者は非痛風患者に比べて高血圧症、高脂血症、糖尿病は2.0倍の発症率であることがわかっている。さらにCKDになると腎不全に移行する危険度は9倍となる。治療方針は血中濃度を7.0mg/dl以下にすることが第1義であるが、痛風発作の既往を有する場合は6.0mg/dlにコントロールすべきである。プリン体過剰摂取、遺伝的素因、腎機能低下(ネフロン減少)などで血中尿酸値が上昇し、その結果腎ではレニン活性が上昇、一酸化窒素は減少する。尿酸は抗酸化物質であると同時に、炎症惹起物質である。血管では、尿酸により炎症が起こり、血管平滑筋細胞を中心とした動脈硬化が進み、心血管イベントを引き起こすと考えられている。高尿酸血症を惹起させる薬物(利尿剤やアスピリン)にも注意が必要である。
会計担当の竹川先生から平成27年度会計報告があった。繰越金の状況から年会費を5000円に変更する案が承認された。
篠原会長より、次回の医科歯科親睦ゴルフの日程が示された。5月29日(日)甲斐ヒルズカントリー倶楽部 の予定
次回は、平成28年5月25日(水)
第118回緑陽医会 報告
日 時: 平成28年1月27日(水) PM7:30〜
場 所: 釜飯 たぬき
参加者: 1篠原文雄、2竹川正純、3井尻 裕、4露木弘光、5鶴田好孝、6日原敏彦、7堀内富雄、 8溝部政史、9久津間健治 (敬称略)
  ・緑陽歯科部会との合同新年会を開催した。
次回は、平成28年3月23日(水)
第117回緑陽医会 報告
日 時: 平成27年11月25日(水) PM7:30〜
場 所: ホテル談露館 2階
参加者: 1篠原文雄、2竹川正純、3井尻 裕、4笹本憲男、5鶴田好孝、6日原敏彦、7斉藤 司、 8溝部政史、9久津間健治 (敬称略)
・特別講演
  「当院における糖尿病治療」ーフォシーガの使用経験を中心にー 
  (医)さいとう内科クリニック 院長 斉藤 司先生(南高12期卒)
  座長 峡南病院 副院長  井尻 裕先生(南高11期卒)
   日本人の糖尿病患者は、かつては痩せ型が多かったが、近年肥満を伴う患者が増えてきており、2013年のデータをみてもHbA1c 7%未満を達成していない患者の割合は42.7%と多くみられる。患者が多数のため糖尿病専門医だけでは見切れない状況が続いている。2型糖尿病では、経年的に膵β細胞の機能低下が生じ、これが血糖コントロールを困難にする要因となっている。したがって、膵β細胞の機能低下を阻止し、長期にわたって血糖低下作用が持続する薬剤が求められる。さらに、単独で大多数の患者を長期にわたって治療できる薬剤が求められる。
 当院における糖尿病薬の選択頻度をみると第1位がDPP-4阻害薬、第2位がビグアナイド系薬剤でありSGLT2阻害薬が1年前から登場してきた。日米欧のガイドラインでは、健康的な食事、体重コントロール、身体活動の増加、糖尿病教育を基本として第1選択薬(単独療法)にメトホルミン(ビグアナイド系薬剤)が推奨され、これが無効な場合は第2選択薬のいずれかを併用することとされている。そして近年登場したSGLT2阻害薬(フォシーガ)は大規模臨床試験においてHbA1c低下効果が認められ、第2選択薬に位置づけられた。
 フォシーガは尿中へのGlucoseを排泄し再吸収を抑制するため、感染症とりわけ性器感染症と脱水症の副作用が危惧される。しかし長期にわたりHbA1cを低下させ、かつ体重もベースラインに比べて減少させるため、比較的若い人(65歳以下)で肥満傾向にあり他剤で効果不十分な患者には是非使いたい薬剤である。
 
次回は、平成28年1月27日(水)釜飯たぬき 医科・歯科合同新年会
第116回緑陽医会 報告
日 時: 平成27年9月16日(水) PM7:30〜
場 所: 古名屋ホテル 2階 ホアヒン
参加者: 1篠原文雄、2竹川正純、3井尻 裕、4中村政彦、5河野秀樹、6長田 満、7堀内富雄、 8溝部政史、9樋口幸司、10久津間健治 (敬称略)
・特別講演
  「脳梗塞治療の現在」ーガイドライン改訂を踏まえてー 
  峡南病院 副院長 井尻 裕先生(南高11期卒)
  座長 山梨県立病院 臨床試験管理センター 統括部長  中村政彦先生(南高11期卒)
   (疫学)日本人の疾患別死因の統計で、脳血管障害は悪性新生物、心疾患、肺疾患に次いで第4位である。かつては第1位であったが1970年以降高血圧性脳出血が減少するに伴い順位が下がってきた。しかし、入院患者疾患で第1位であり外来患者疾患では高血圧症が第1位であることや、久山町研究の結果で日本人は欧米人と比較し脳梗塞発症が心筋梗塞発症より高い比率であること、また脳卒中は寝たきりの最大の原因であることからその治療は非常に重要であるといえる。
(分類)一般に脳卒中は脳梗塞・TIA、脳出血、くも膜下出血、その他(無症候性脳血管障害など)の総称である。脳梗塞は更に@ラクナ梗塞,Aアテローム血栓性脳梗塞、B心原性脳梗塞に分けられる。@は高血圧症に続発するものでAは食の欧米化による動脈硬化によって徐々に増えている。Bは心房細動によるものが大部分である。
(治療)9年ぶりに改訂された「脳卒中治療ガイドライン2015」によると
@Aは抗血小板薬が基本、アスピリンは安価であるため使いやすい。ただしアスピリンジレンマに注意すること。クロピドグレル(プラビックス)アスピリンとの比較試験で優位性を証明したが作用発現に4-7日間を要するため急性期には間に合わない。シロスタゾール(プレタール)は抗血小板作用とともに血管拡張作用を有するのでASOによる潰瘍、疼痛などにも有効である。Bの非弁膜症性心房細動(NVAF)患者の脳卒中発症予防にはDHADS2スコア2点以上では非ビタミンK阻害経口抗凝固薬(NOAC)、ワルファリンを推奨、スコア1点ならNOAC推奨される。
 
次回は、平成27年11月25日(水)ホテル談露館
第115回緑陽医会 報告
日 時: 平成27年7月22日(水) PM7:30〜
場 所: 釜飯たぬき 2階
参加者: 1篠原文雄、2竹川正純、3井尻 裕、4溝部政史、5露木弘光、6久津間健治 (敬称略)
  ・医科歯科親睦ゴルフが5月31日(日)に行われ、丸山敦先生(6期卒、身延山病院院長)が個人優勝した。団体戦は歯科の勝利。
・11月1日(日)に行われる甲府南高校同窓会年次総会の記念誌の広告の申し込み期限が迫っているので、早めにお願いしたい。
次回は、平成27年9月16日(水)
第114回緑陽医会 報告
日 時: 平成27年5月27日(水) PM7:30〜
場 所: ホテル談露館 2階
参加者: 1篠原文雄、2竹川正純、3井尻 裕、4日原敏彦、5鶴田好孝、6瀧森しのぶ、7井出勝彦、 8溝部政史、9久津間健治、10露木弘光 (敬称略)
・特別講演
  「プライマリケアにおける不眠症治療」 
  あとべ心のクリニック 院長 跡部勝先生(南高16期卒)
   不眠症は様々な精神疾患の症状として出現しやすい。
たとえばうつ病において最も多く認められる症状が不眠症である。本人がうつ病の自覚がないため、不眠を主訴にプライマリケアの医師を受診することが多い。
すなわち、不眠症には@睡眠障害としての不眠症とA背景に精神疾患がある不眠症、に分けられる。
@の場合は、適切な睡眠薬の選択と睡眠教育を行うことで改善することが多い。
具体的には、睡眠薬は寝る直前に服用し、服用後は何もしないなど服薬方法の徹底である。夜間はカフェインやアルコールの摂取を控え、パソコンやスマートフォンなどIT機器を使用しないことを説明する。高齢者においては夜間頻尿で中途覚醒が起き得るので水分の取りすぎに注意を向けることなどである。
Aでは、その精神疾患の治療が必須であり、その結果不眠が改善することも少なくない。通常使用する睡眠薬を十分に投与しても不眠が改善しない場合はうつ病などの精神疾患の存在を疑うべきである。食欲不振や気分の沈み、意欲の低下などを確認し、幻覚や妄想などがない場合はうつ病を考え、抗うつ薬の投与をしてみることで不眠が改善する場合が多い。
 
睡眠剤の選択は、作用時間の違う薬剤の特性を踏まえることである。
 寝つきが悪い場合は短時間型の睡眠剤を選択
 眠りが浅く中途覚醒が目立つ場合は中時間型から長時間型を考慮
 1剤で不眠が改善しない場合は2剤使用
 2剤使用では短時間型に中間型から長時間型を加える
 短時間型のほうが弱い薬という捉え方は間違いで、マイスリーなどで夜間せん妄の誘発や中途覚醒で転倒する老人がいる。
 
ベンゾジアゼピン系薬剤や非ベンゾジアゼピン系薬剤の依存症の危険が問題となっている。新しい眠剤のロゼレムやベルソムラは依存症の危険がなく断薬が容易であり期待が高まっている。
次回は、平成27年7月22日(水)医科・歯科合同納涼会
第113回緑陽医会 報告
日 時: 平成27年3月26日(水) PM7:30〜
場 所: ホテル談露館 2階
参加者: 1篠原文雄、2竹川正純、3井尻 裕、4中村政彦、5日原敏彦、6鶴田好孝、7瀧森しのぶ、8川崎洋介、9久津間健治 (敬称略)
・特別講演
  「循環器疾患における脂質管理について 〜薬剤性消化管障害の管理を含めて〜」 
  山梨県立中央病院 臨床試験管理センター 統括部長 中村政彦先生(南高11期卒)
  座長 井尻 裕先生(南高11期卒)
  日本人の死因別にみた死亡率は1位が悪性新生物、2位は心疾患である。心疾患イベントは動脈硬化が原因であり、動脈硬化の原因は脂質異常症、高血圧症や糖尿病である。脂質異常症によってアテローム血栓症が引き起こされる。これは動脈硬化性プラークの破綻によって虚血性心疾患が生じることである。そのため脂質代謝を正常に保つことは非常に重要である。血液中の4種類の脂質(コレステロール、中性脂肪、リン脂質、遊離脂肪酸)のなかで問題となるのはコレステロールと中性脂肪の増加である。@高LDLコレステロール血症、A低HDL血症、B高トリグセライド血症の3タイプの脂質異常症がある。特にLDLコレステロールが心血管リスクとの相関度が高いため、LDL値を80以下に下げることを目標にする。重症例ではアトルバスタチンやロスバスタチンが選択される。
竹川正純会計責任者より、平成26年度の会計報告があり承認された。
昨年度の年会費が徴収されなかった影響で、次期繰越金が減少した。
今年度は同窓会誌の広告掲示は例年の半分で出してほしい旨、報告があった。
次回は、平成27年5月27日(水)ホテル談露館で開催される
第112回緑陽医会 報告
日 時: 平成27年1月28日(水) PM7:30〜
場 所: 割烹 釜飯たぬき
参加者: 1篠原文雄、2竹川正純、3井尻 裕、4中澤 肇、5露木弘光、6溝部政史、7日原敏彦、8鶴田好孝、9久津間健治  (敬称略)
  ・緑陽歯科医会との合同納涼会を開催した。
・緑陽会ゴルフ(医科・歯科合同のゴルフコンペ)は5月31日(日)に開催される旨の案内があった。
次回は、平成27年3月25日(水)古名屋ホテルで開催される
第111回緑陽医会 報告
日 時: 平成26年11月26日(水) PM7:30〜
場 所: ホテル談露館 1F アンバー
参加者: 1樫本 温、2篠原文雄、3井尻 裕、4溝部政史、 5竹川正純、6瀧森しのぶ、7久津間健治  (敬称略)
・特別講演
  「これからの高血圧治療 −新しいガイドラインをふまえて−」 
  山梨県立中央病院 臨床試験管理センター統括部長 循環器内科・生理検査科兼任科長(11期卒業) 中村政彦 先生
   日本人の死因別死亡率をみると、心疾患は悪性新生物に次いで第2位である。心疾患のなかでも高血圧症が大きな原因となるので、日本高血圧学会は5年ごとに治療ガイドラインを発表している。最新のJSH2014で注目される点として@家庭血圧をより重視するようになった、A降圧目標を一部変更した、B第一選択薬からβ遮断薬を除外した、C糖尿病合併患者の降圧目標を据え置いた、D脳血管障害合併患者、慢性腎臓病(CKD)合併患者での扱いをわかりやすく整理した、ことである。
@ 家庭血圧は診察室血圧よりも優先する方針を打ち出した。測定方法は1機会、原則2回の測定とし、平均値をその機会の血圧値として用いる。
A 若年・中年者では、140/90mmHg未満に引き上げる。高齢者は前期と後期に分け、前期は140/90で変わらず後期は150/90mmHg未満にした。
B 第一選択薬の定義を「積極的適応がない場合の高血圧に使用すべきもの」と明確にした。Ca拮抗薬、アンジオテンシンU受容体拮抗薬(ARB)、アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬、利尿薬の4種類である。
C 糖尿病合併高血圧患者の合併症において、日本では脳卒中の発症率が欧米に比べて高いため厳格に血圧を管理することによって脳卒中予防が期待できるからである。
D CKD患者に関して、これまでは降圧目標を「130/80mmHg未満、尿蛋白が1g/日以上なら125/75mmHg未満」とし、第一選択薬としてACE阻害薬またはARBを推奨していた。だが、保険診療上、糖尿病を合併しない一般の高血圧患者は蛋白尿検査が行われることなども考慮し、糖尿病の有無に分けて示している。
次回は、平成27年1月28日(水)歯科との合同新年会
第110回緑陽医会 報告
日 時: 平成26年9月24日(水) PM7:30〜
場 所: 古名屋ホテル
参加者: 1長田 満、2篠原文雄、3井尻 裕、4溝部政史、5竹川正純、6鶴田好孝、7瀧森しのぶ、8日原敏彦、9久津間健治  (敬称略)
・特別講演
  「内科医も安心して使えるSERM」 
  日原内科医院院長(七期卒業) 日原敏彦先生
   NIH(米国国立衛生研究所)のコンセンサスによると、骨粗鬆症は骨強度の低下によって骨折リスクが高くなる骨疾患と定義されている。骨強度は、骨密度と骨質の両方を反映するものとされる。レセプト調査によると65歳以上の患者の疾病比率では高血圧症、高脂血症に次いで第3位である。患者人口は2020年には1500万人に上るだろうと推測され、今やCommon diseaseとなった骨粗鬆症であるから、骨折前の無症状の時期には内科医がその予防策を施すことが骨折予防に大きく貢献することになる。
 骨粗鬆症の診断は内科医にとっては不得手であろうから、家族歴・既往歴・体格・閉経年齢・服用薬・を聴取して骨代謝マーカーの結果とFRAXを活用するべきである。
 骨粗鬆症の治療薬はBisphosphonate製剤、PTH製剤、SERM、活性型VitaminDなどがある。選択的エストロジェン受容体モジュレーター(SERM)エストロジェンのもつ強い骨吸収抑制作用を示し、閉経により亢進した骨リモデリングを正常化させて新規椎体骨折の発生頻度を低下させる。一日に1回の服用で、服用方法に特に制約もなく内科医にとって非常に使いやすい薬剤といえる。
 平成17年から26年の9年間で21例に投与した。全例新規の骨折はみられず、推奨される薬剤と思われた。
次回は、平成26年11月26日(水)特別講演は中村政彦先生の予定
第109回緑陽医会 報告
日 時: 平成26年7月23日(水) PM7:30〜
場 所: 割烹 釜飯たぬき
参加者: 1篠原文雄、2竹川正純、3井尻 裕、4露木弘光、5古屋好美、6溝部政史、7長田 満、8日原敏彦、9細田和彦、10反田克彦、11久津間健治 (敬称略)
  ・緑陽歯科医会との合同納涼会を開催した。
・五味同窓会会長から10月25日(土)開催の同窓会総会の案内と広告協賛の依頼があった。今年の当番幹事は9期と29期である。
・緑陽ゴルフ(南高校同窓会主催のゴルフコンペ)7月6日(日)に開催され、歯科の小池先生が優勝したことが発表された。
・歯科会員の宮内先生が叙勲を受けられたことが報告された。
次回は、平成26年9月24日(水)特別講演は日原敏彦先生の予定
第108回緑陽医会 報告
日 時: 平成26年5月28日(水) PM7:30〜
場 所: ホテル談露館 1階
参加者: 1篠原文雄、2竹川正純、3井尻 裕、4樋口幸二、5鶴田好孝、6溝部政史、7瀧森しのぶ、8久津間健治(敬称略)
・特別講演
  「峡南地域における認知症早期診断・治療のための認知症相談窓口設置に対する取り組みについて」 
  医療法人 みぞべ会 溝部医院 理事長・院長 溝部政史先生(南高校7期卒)
  座長  竹川内科クリニック 院長 竹川 正純先生
   近年増加しつつある認知症患者に対して国は認知症サポート医を育成して、主治医と地域包括支援センターの連携を促し認知症の早期発見に努め、治療が必要となった場合は専門医療機関への橋渡しとなって総合的に患者を見守る制度を作ろうとしている。峡南地域においては西八代郡と南巨摩郡の二つの医師会が共同で相談窓口設置にかかる行程表が示された。両郡医師会での機関決定ののち第1段階:医師会会員の認知症に対する理解を深めるための研修会の実施、第2段階:認知症相談窓口に向けた作業の実施、第3段階:認知症相談窓口のオープンという工程であった。平成25年4月26日「第1回峡南地域認知症を考える会」から平成26年2月28日まで4回行った。
 最新の報告によると、65歳以上の高齢者3,079万人のうちの15%、462万人が認知症である。軽度認知症は400万人といわれている。すなわち高齢者の4人に一人が認知症とその予備軍であり、がんとほぼ同率である。厚労省はオレンジプランと称して現在2,500名いる認知症サポート医を2017年度末には4,000名に増やす計画である。かかりつけ医は35,000名を50,000名にする計画である。山梨県の現状はサポート医が23名、かかりつけ医が126名であり、慢性的な不足状態となっている。認知症を早期に診断することで薬物療法が有効な期間が延び、後見人などのサポート体制も構築できる。患者も家族も正しい知識と理解で、心理的・時間的なゆとりを得られるので、かかりつけ医・サポート医が参画した地域における認知症高齢者支援体制の構築が急務である。
次回は、平成26年7月23日(水)緑陽会(歯科医師会)との合同納涼会
第107回緑陽医会 報告
日 時: 平成26年3月26日(水) PM7:30〜
場 所: 古名屋ホテル 2階 ホアヒン
参加者: 1篠原文雄、2竹川正純、3井尻 裕、4日原 聡、5鶴田好孝、6溝部政史、7深澤 功、8久津間健治、(敬称略)
・特別講演
  「脳梗塞発症予防における最近の話題」 
  甲府城南病院 脳神経外科 部長 深沢 功先生(南高校16期卒)
  座長  竹川内科クリニック 院長 竹川 正純先生
   脳卒中(脳血管障害)は脳梗塞(約80%)、脳出血(約15%)、くも膜下出血(約5%)に大別される。脳梗塞はさらに細動脈である穿通枝に起きるラクナ梗塞、アテローム血栓性脳梗塞と心房細動から生じる心原性脳梗塞に分けられる。アテローム血栓は動脈硬化などが原因でプラークを作り、TIAの原因といわれる。TIAをおこすと3ヵ月以内に10〜15%で脳梗塞を発症することがわかっており@年齢が60歳以上はスコア1、A血圧140/90mmHg以上はスコア1、B臨床症状で片側性脱力はスコア2、構音障害(脱力なし)はスコア1、C発作の持続時間が60分以上はスコア2、10〜59分はスコア1とするABCD2スコアを用いて3点以上は入院治療を開始する。心原性脳梗塞の80%は心房細動が原因である。他に比べ予後が不良であり、心房細動の患者数は増加傾向にあるため本疾患の治療が脳梗塞発症の予防になるとも言える。
 脳卒中治療ガイドライン2009によると@脳卒中または一過性脳虚血発作(TIA)の既往があるか、うっ血性心不全、高血圧性心不全、高血圧、75歳以上、糖尿病のいずれかの危険因子を2つ以上合併した非弁膜症性心房細動(NVAF)患者にはワルファリンが強く推奨される。上記の危険因子を1つ合併したNVAF患者にもワルファリンが推奨される。Aワルファリンが禁忌のNVAF患者には、功血小板を投与してもよい。Bワルファリン療法の強度は、一般的にはPT-INR(prothrombin time-internationalnormalized ratio)2.0〜3.0が推奨されるが、高齢(70歳以上)のNVAF患者では、1.6〜2.6にとどめることが推奨される。
 しかし、ワルファリンの作用特徴として、@狭い地領域、A長い半減期、B効果発現までに時間を要する、ことがあげられる。これらの点を改善した新規経口抗凝固薬(novel oral anticoagulants;NOAC)が登場した。リバーロキサバン(イグザレルト)、ダビガトラン(プラザキサ)、アピキサバン(エリキュース)があるが、日本人で臨床試験データをもつのはリバーロキサバンである。NOACの出現によって脳卒中治療中の臓器出血は著しく減少した。今後は第1選択薬になるであろう。
会計担当の竹川先生から平成25年度会計報告があった。
年度末繰越金が減少傾向にあるため、年会費の値上げか参加費徴収のいずれかが将来的には必要になるだろうという見解が発表された。
平成26年5月28日(水)ホテル談露館(予定) 特別講演は溝部政史先生の予定
第106回緑陽医会 報告
日 時: 平成26年1月23日(水) PM7:30〜
場 所: 釜飯 たぬき
参加者: 1篠原文雄、2竹川正純、3井尻 裕、4長田 満、5露木弘光、6溝部政史、7日原 聡、8久津間健治、 (敬称略)
  ・緑陽歯科医会との合同新年会を開催した。
・昨年12月22日に逝去された1期卒業の辻令三先生(昭和脳神経クリニック)を悼み、全員で黙祷を捧げた。
・五味同窓会会長から昨年11月9日(土)に開催された南高校同窓会総会の広告協賛などの協力に対して感謝の挨拶があった。
・緑陽会ゴルフ(医科・歯科合同のゴルフコンペ)は3月23日(日)に境川カントリークラブで開催される旨の案内があった。
次回は、平成26年3月27日(水)古名屋ホテル 特別講演は深澤 功先生(城南病院)の予定
第105回緑陽医会 報告
日 時: 平成25年11月27日(水) PM7:30〜
場 所: ホテル談露館 1F アメジスト
参加者: 1篠原文雄、2竹川正純、3井尻 裕、4鶴田好孝、5河野秀樹、6溝部政史、7長田 満、8溝部政史、9露木弘光、10中村政彦、11久津間健治、(敬称略)
・特別講演
  「超高齢化社会における降圧療法」 
  峡南病院 副院長 井尻 裕先生(南高校11期卒)
   日本人の死因別死亡率をみると第1位ががんで、第2位は心臓病である。心臓病とは高血圧症が大部分であるから、血圧の管理が重要となってくる。
高齢者は高血圧であることを認識しなければならない。すなわち50歳代で50%、60歳代で60%、70歳代で70%の有病率である。高血圧では左室肥大(LVH)になることが多い。検査ではBNPが予後因子となり得る。LVHに対してはCa拮抗剤とARB、ACE阻害剤が処方され、ARBは心不全の予後因子を改善することが証明されている。したがって高齢者のLVHを伴う高血圧症にはARBと利尿剤の併用がもっとも良い治療法である。
 ところで、高齢者がもっとも恐れることは認知症になることと言われる。そして糖尿病(DM)は認知症の危険因子であることは良く知られている。HbA1Cが7.0%以上の患者の50%は5年以内に認知症を発症する。ARBはDMの発症を抑制すると言われている。
 血管の老化が高血圧、脳卒中、認知症に発展させるのであるから、生活習慣の改善は非常に意義のあることであろう。山梨県は都道府県別の解析で、食塩摂取量、喫煙率、非運動量で全国1位かそれに準ずる位置にある。これらの改善が今後の治療戦略の大きな目標である。
平成26年1月22日(水)歯科部会と合同新年会
第104回緑陽医会 報告
日 時: 平成25年9月25日(水) PM7:30〜
場 所: アーバンヴィラ古名屋ホテル 8F チェディ
参加者: 1篠原文雄、2竹川正純、3井尻 裕、4鶴田好孝、5河野秀樹、6溝部政史、7斎藤 司、8久津間健治、(敬称略)
・特別講演
  「DPP4阻害薬の使い方 〜血糖日内変動で有用性を検討する〜」 
  山梨県立中央病院 糖尿病内分泌内科 科長 井上 正晴先生(南高校14期卒)
   日本糖尿病学会は、第56回学術総会において「熊本宣言2013」を発表した。これは、多くの糖尿病患者における葛藤管理目標値を HbA1c 7% 未満としたが、詳しくは血糖正常化目指す目標値<6.0%、合併症予防のための目標値<7.0%、治療強化が困難な際の目標値<8.0%である。
 2型糖尿病(インスリン依存状態)の治療の基本は、患者教育(十分な食事・運動療法)であり、加えて病態に合わせた経口血糖降下薬を選択することである。欧米のガイドラインでは第1選択薬はメトホルミンとなってはいるが、日本人の2型糖尿病では肥満が少なく動脈硬化症で亡くなる例も少ないため、欧米とは異なるガイドラインが求められる。即ち、日本人糖尿病はインスリン抵抗性が強くなく、分泌能が低い。この点を考えるとインスリン分泌促進薬であるSU剤が第1選択となる。しかし、強力な血糖低下、体重増加のためむしろ死亡率上昇という危険性があるため使用は減少傾向にある。
 消化管ホルモンでグルコース依存性にインスリン分泌を促すインクレチンの分解酵素であるDPP4を阻害することでインクレチンが上昇する。その結果インスリン分泌は促進される。このDPP4阻害薬は低血糖の副作用が少なく、インスリンを産生するランゲルハンス島β細胞の増殖を促すことも期待されており既に治療薬の主流となっている。
緑陽会ゴルフ(医科・歯科合同のゴルフコンペ)11月4日(祝日)開催の案内があった。
次回は平成25年11月27日(水)特別講演は井尻先生の予定
第103回緑陽医会 報告
日 時: 平成25年7月24日(水) PM7:30〜
場 所: 釜飯 たぬき
参加者: 1篠原文雄、2竹川正純、3井尻 裕、4鶴田好孝、5古屋好美、6溝部政史、7久津間健治、 (順不同・敬称略)
  ・緑陽歯科医会との合同納涼会を開催した。
・五味同窓会会長から11月9日(土)開催の同窓会総会の案内と広告協賛の依頼があった。
 今年の当番幹事は8期と28期である。
・緑陽会ゴルフ(医科・歯科合同のゴルフコンペ)11月4日(祝日)開催の案内があった。
次回は、平成25年9月25日(水)特別講演は井尻先生の予定
第102回緑陽医会 報告
日 時: 平成25年5月22日(水) PM7:30〜
場 所: ホテル談露館 アメジスト
参加者: 1篠原文雄、2竹川正純、3井尻 裕、4鶴田好孝、5河野秀樹、6溝部政史、7久津間健治、(敬称略)
・特別講演
  「骨粗鬆症治療薬の変遷」 
  こうの整形外科 院長 河野 秀樹先生(15期卒)
   骨粗鬆症とは「低骨量と骨組織の微細構造の異常を特徴とし、骨折の危険性が増大する疾患である」と定義される。WHOの定義は、疾患としての骨粗鬆症とは骨折を生じるにいたる病的過程であることを明言し、骨折は骨粗鬆症の結果として生じる合併症の一つであるとしている。かつては骨密度の低下が骨粗鬆症をひきおこすと考えられていたが、近年骨密度以外の多様な骨折危険因子の存在が明らかとなった。そこで、2000年の米国立衛生研究所(NIH)におけるコンセンサス会議で「骨粗鬆症とは、骨強度の低下を特徴とし、骨折のリスクが増大しやすくなる骨格疾患」と提案され、さらに骨強度は骨密度と骨質の2つの要因からなり、骨密度は骨強度のほぼ70%を説明するとした。残りの30%の説明要因を骨質という用語に集約し、その内容には、微細構造、骨代謝回転、微細骨折の集積、骨組織の石灰化の程度などをあげている。
 骨粗鬆症の治療薬は、@骨吸収抑制作用、A骨形成促進作用、B骨代謝調整作用との3つに大別される。@は女性ホルモン(ラロキシフェンSERMを含む)、カルシトニン、ビスフォスフォネート製剤があり、最近破骨細胞に影響を与えるRANKLを標的としたデスノマブが上梓された。骨吸収抑制剤でもっとも一般的な薬剤はビスフォスフォネート製剤である。服用方法に制約があるが、骨折予防効果は証明されている。最近はdaily,weekly,monthlyと種類が増え、錠剤からゼリー状製剤や点滴静注まで選択できるようになった。ゼリー状製剤の開発は山梨大学医学部付属病院薬局室で行われた。いずれも効果は変わらない。Aは副甲状腺ホルモン(PTH)製剤が代表である。投与期間に制限があり、皮下注射のみとなる。Bはカルシウム、ビタミンD,ビタミンKなどがある。年齢や性別、さらに骨代謝マーカーの検査結果から骨代謝回転を考慮し、これらの薬剤を単独または併用して使い、その治療目標は骨量を増やし、骨質を上げることで骨折を予防することである。
次回は平成25年7月24日(水) 歯科部会との納涼会「釜飯たぬき」
第101回緑陽医会 報告
日 時: 平成25年3月27日(水) PM7:30〜
場 所: 古名屋ホテル 2階ホアヒン
参加者: 1篠原文雄、2竹川正純、3井尻 裕、4笹本憲男、5河野秀樹、6長田 満、7鶴田好孝、8深澤 功、9樋口幸司、10日原 聡、11久津間健治、(敬称略)
・特別講演
  「当院におけるテリパラチド週1回製剤の使用経験」 
  くつま整形外科医院 久津間 健治(7期卒業)
   骨粗鬆症治療薬はこの10年で大きく進歩した。骨吸収を抑制するビスフォスフォネート製剤が主流であったが、最近は骨形成を促進するPTH製剤が上梓され骨量を増やすことが可能となった。当院では2011年春からリスクの高い骨粗鬆症患者に対して使用して来た。しかしPTH製剤は注射薬であり、副作用発現率も高いため継続率が低い傾向にある。そこで当院の症例を分析し対応を検討した。連日投与製剤(フォルテオ)使用例は22例、週1回投与製剤(テリボン)使用例は36例であり、投与中止・脱落例はそれぞれ14例(63.6%)、12例(33%)と大きな差が生じた。フォルテオは自己注射のため手技の不慣れや自己注射に対する抵抗感、通院回数が減ることによる治療意欲の低下などが原因であった。一方、テリボンは血圧の一時的低下による嘔気、頭痛、倦怠感やめまいなどが原因であった。投与量の相違(フォルテオは20μg/回、600μg/月、テリボンは56.5μg/回、230μg/月)が副作用の差に表れた。一般に薬物adherenceとは、ComplianceとPersistenceの両者を含む言葉である。Complianceとは患者自身の服薬遵守の意思の強さであり、Persistenceとはその意思を持ち続ける長さである。薬物adherenceを高めるためには、薬剤の有益性・必要性を説明し理解させること(医師と患者の関係)、そして動機付けと励まし(看護師と患者の関係)が不可欠と考えた。
平成24年度会計報告 竹川正純先生から報告があり、了承された。毎年の繰越金が減少しているため、年会費の値上げが提案され年3000円に了承された。
緑陽会親睦ゴルフ大会が3月31日(日)に境川カントリークラブで行われる旨、報告された。
次回は平成25年5月22日(水) ホテル談露館の予定
第100回緑陽医会 報告
日 時: 平成25年1月23日(水) PM7:30〜
場 所: 釜飯 たぬき
参加者: 1篠原文雄、2溝部政史、3竹川正純、4井尻 裕、5鶴田好孝、6長田 満、7中澤 肇、8露木弘光、9久津間健治、10日原敏彦、 (順不同・敬称略)
  ・南高校歯科部会(緑陽会)と合同新年会を開催した。
・創立50周年記念式典および寄付金募集の結果と御礼
・甲府南高校同窓会年次総会の報告と御礼
・緑陽親睦ゴルフ大会の報告
・緑陽医会の年会費増額の提案
次回は平成25年3月27日(水) 古名屋ホテル
第99回緑陽医会 報告
日 時: 平成24年11月28日(水) PM7:30〜
場 所: ホテル談露館 1階アンバー
参加者: 1篠原文雄、2川崎洋介、3河野秀樹、4西山 徹、5露木弘光、6溝部政史、7竹川正純、8久津間健治、9瀧森しのぶ、10鶴田好孝、11樋口幸司、12日原敏彦、13齊藤幸生、 (順不同・敬称略)
・特別講演
  「CKD患者の心血管疾患とレムナントリポ淡白」 
  山梨大学医学部 内科学講座第二教室 助教 齊藤 幸生先生(南高校28期卒業)
   慢性腎臓病(CKD)は慢性に経過する腎臓病の総称で、慢性腎不全にまで至らない未病状態であっても、心血管疾患(CVD)が併発するリスクは高く1000万人以上の患者がいることが予想される。その定義は@尿検査、画像・病理診断や身体所見などにおいて、血液腎障害を示す所見が明らかである。特に蛋白尿 A糸球体濾過量(GFR)が60ml/min/1.73m2未満に低下している で@、Aのいずれか、または両方が3ヶ月以上持続することである。久山町研究からCKDの時代的推移を検討すると第2集団(1974年)から第4集団(2002年)にかけて男女とも有意に増加していた。さらに第3集団(1988年)を前向きに追跡した結果、メタボリックシンドロームがCKD発症と密接に関連することがわかった。一方、CKDは腎不全だけでなく、CVD発症の危険因子であることもわかってきた。第3集団の追跡調査の結果では、CKDは男性では虚血性心疾患の、女性では脳梗塞の有意な危険因子であることを明らかにした。
 メタボリックシンドロームは代謝性疾患が集積した病態であるが、その代表は脂質代謝異常である。高LDL血症はCVD発症と正の相関を示すため、LDLコレステロール値を低下させることが絶対に必要である。しかし、LDLコレステロール値低下後も残余リスクの存在が明らかになってきた。リポ蛋白リパーゼ(LPL)の作用により、カイロミクロンやVLDLからトリグリセリドが失われた残余体は、レムナント(remnant:レムナントリポ蛋白)と呼ばれる。内因性リポ蛋白代謝で生じるVLDLレムナントは、血管壁に取り込まれやすく、レムナント中のコレステロールが血管壁に蓄積し、血栓形成が生じる。すなわち高レムナント血症はCVDを増加させるのである。最近は、レムナント様リポ蛋白コレステロール(RLP-C)として測定可能となったので、脂質低下療法後の予後予測に有効である。
次回は平成25年1月23日(水) 歯科緑陽会との合同新年会
第98回緑陽医会 報告
日 時: 平成24年9月26日(水) PM7:30〜
場 所: 古名屋ホテル 2階ホアヒン
参加者: 1溝部政史、2笹本憲男、3篠原文雄、4竹川正純、5井尻 裕、6中村政彦、7日原敏彦、8久津間健治、細田和彦、9長田 満、10鶴田好孝、11瀧森しのぶ、12堀内富雄、13樋口幸司、 (順不同・敬称略)
・特別講演
  「高血圧症の最近の知見」 
  山梨県立中央病院 内科主任医長 中村 政彦先生(南高校11期卒業)
   薬物を非静脈内投与した後、その薬物が未変化体のまま全身循環に到達した割合をbioavailability(BA)という。静脈内投与される薬物の絶対的BAは1であり、他の投与方法では1未満となる。相対的BAとは、異なる投与経路においてその吸収性の違いを評価する指標であり、この指標によって優れた新薬開発が行われている。
 高血圧症(HT)は肥満・糖尿病・喫煙などのリスクファクターによって発症し、左室肥大から拡張障害、左室肥大後の僧帽弁閉鎖不全そして収縮障害、これらが合わさって慢性心不全へと進行する。心不全までには通常10年単位を要し無症候性左室機能障害の時期であり、顕性心不全となると月単位の速さで死に至る。
 高血圧症治療ガイドライン2009によると、DMやCKD患者の降圧目標値は130/80未満、脳血管障害患者においては140/90未満とされている。
 HTの診察に当たっては患者のリスクの階層化と管理計画が基本となる。先ず二次性HTを除外し、DM,CKD,LVH,MIなどの臓器障害の有無を評価、次いでメタボにあてはまるリスクファクターをチェックしてリスクを三層に分類する。現在の血圧の状態から低リスクから高リスクまでにわけると管理計画が作りやすい。
 HTの治療は薬物療法である。降圧薬は最初は単薬で低用量から開始し、3ヶ月で降圧目標の達成を目指すが、達成できない場合は薬の増量や変更を考える。Ca拮抗薬、ARB/ACE阻害薬、利尿薬、β遮断薬の二つを組み合わせて処方することが増えてきたし、最近は二種類の薬物の合剤が出現してきた。
次回は平成24年11月28日(水) ホテル談露館
第97回緑陽医会 報告
日 時: 平成24年7月25日(水) PM7:30〜
場 所: 釜飯 たぬき
参加者: 1篠原文雄、2溝部政史、3反田克彦、4竹川正純、5日原 聡、 6井尻 裕、7日原敏彦、8久津間健治、 (順不同・敬称略)
歯科部会との合同納涼会であった。篠原文雄会長、五味義彦南高校同窓会会長から、10月13日の甲府南高校創立50周年記念式典@コラニー文化ホールの案内と寄付金募集のお願い、および11月25日に行われる同窓会年次総会の案内、広告協賛のお願い、さらに同窓会名簿購入の依頼などのお話があった。
次回は平成23年9月26日(水) ショートスピーチは、山梨県立中央病院内科科長 中村政彦先生(11期卒)の予定
第96回緑陽医会 報告
日 時: 平成24年5月23日(水) PM7:30〜
場 所: ホテル談露館 1階
参加者: 1竹川正純、2溝部政史、3日原敏彦、4樫本 温、5川崎洋介、6河野秀樹、7鶴田好孝、8細田和彦、9篠原文雄、10久津間健治、11堀内富雄、12井尻 裕、 (順不同・敬称略)
・特別講演
  「骨粗鬆症の診断と治療」 〜骨粗鬆症の予防と治療のガイドライン2011をもとに〜  
  こうの整形外科 院長 河野 秀樹先生(15期卒業)
   骨粗鬆症とは「低骨量と骨組織の微細構造の異常を特徴とし、骨の脆弱性が増大し、骨折の危険性が増大する疾患である」(WHOの定義による)。骨強度は骨密度と骨質の総和で規定されるが、個人の骨折危険性に関与する要因には家族歴、生活要因、基礎疾患などがあり一定数の骨折危険因子を定量的に加算してゆく評価法が開発されWHOから骨折リスク評価ツール(Fracture Risk Assessment Tool, FRAX)として提供されている。
 骨粗鬆症の有病率は40歳以上の成人において、腰椎で男性3.4%、女性19.2%、大腿骨頚部で男性12.4%、女性26.5%であった。この結果、日本人において骨粗鬆症の患者数は1280万人(男性300万人、女性980万人)と推定される。欧米先進国では大腿骨頚部骨折発生率が減少に転じているが、日本ではまだ増加傾向にある。また、椎体骨折は諸外国よりも発生率がやや高いと考えられている。
 骨粗鬆症の診断のための検査は、レントゲン写真(椎体での慈大分類など)、骨評価(DXA、MD、QUSなど)、骨代謝マーカー測定(骨吸収でNTx、骨形成でBAP、骨マトリックス評価にはucOC)などを行う。
 予防と治療は、理学療法、運動療法と薬物療法である。運動は一日30分の散歩で8000歩を目標としている。薬物療法はBisphosphonate、SERM、PTH製剤、VitDなどを組み合わせて行う。Bisphos製剤は骨吸収抑制作用を有するが、長期服用では非定型骨折などの問題も生じている。
次回から参加費を無料にすることに決定
次回は、平成24年7月25日(水) 歯科部会との合同納涼会
第95回緑陽医会 報告
日 時: 平成24年3月28日(水) PM7:30〜
場 所: 古名屋ホテル 2階 ホアヒン
参加者: 1反田克彦、2河野秀樹、3溝部政史、4川崎洋介、5竹川正純、6篠原文雄、7久津間健治、8鶴田好孝、9井尻 裕、10瀧森しのぶ、 (順不同・敬称略)
・特別講演
  「フロンティアスピリット・挑戦する消化管内視鏡治療」 〜酸関連疾患、時代変遷も含めて〜  
  山梨県立中央病院 消化器内科 主任医長 小嶋 裕一郎先生(11期卒業)
   消化器の病気(食道から肛門まで)の治療において開腹・開胸手術が主流ではあるが、切除術となるため合併症や感染なども含めて術後の回復に時間を要するという弱点がある。一方、内視鏡的治療では基本的に臓器が温存されるため機能的に治癒の状態になる。しかも殆どが内視鏡検査室で処置され入院期間も短縮できるという利点がある。
 1960年代にポリープ切除から幕が開いた内視鏡治療は、1980年代に内視鏡的粘膜切除術(endoscopic mucosal resection, EMR)が普及し20年後の2000年代に入り内視鏡的粘膜下層剥離術(endoscopic submucosal dissection, ESD)が一般的となった。適応を選んで行っているが徐々に症例数が増加している。
 日本人の胃酸分泌量は20年目に比較し格段に増加している。おそらくストレス・過飲過食・喫煙・飲酒・高脂肪食などが関与して胃粘膜病変が増加するのだろう。胃粘膜病変の早期発見には内視鏡が不可欠である。そして発見したときは先ず内視鏡治療を考え、その利点をよく説明し、患者さんの理解を得ることである。結局のところ、手術数・症例数を増やすのも減らすのも主治医の熱意ではないだろうか。南高校の校訓である「フロンティアスピリット」を忘れずに挑戦してゆきたい。
会計担当の竹川先生から平成23年度会計報告があり、承認された。
次回は、平成24年5月23日(水) 河野秀樹先生の講演が予定されている。
第93回緑陽医会 報告
日 時: 平成23年11月30日(水) PM7:30〜
場 所: ホテル談露館 1階アンバー
参加者: 1反田克彦、2河野秀樹、3溝部政史、4川崎洋介、5竹川正純、6露木弘光、7篠原文雄、8久津間健治、9古屋好美、10鶴田好孝、11中澤 肇、12井尻 裕、13瀧森しのぶ、14日原敏彦、15斎藤幸生(順不同・敬称略)
・ショートスピーチ
  「糖尿病の新しい治療」  山梨県立中央病院 糖尿病内分泌内科科長  井上正晴先生(14期卒業)
   糖尿病は、高血糖症を呈する疾患で遺伝因子と環境因子が相互作用的に影響しあい徐々に悪化してゆくものである。必ずしも糖尿でなくてよくHbA1Cが6.5以上と定義されている。高血糖はインスリンの不足が原因である。これは、インスリン分泌不全とインスリン抵抗性の2タイプがある。患者数の増加、患者の高齢化に伴いインスリン抵抗性が増えている。日本国内の患者数は、700万人程度と予想され境界型糖尿病を含めると2000万人に及ぶと言われている。
 糖尿病には三大症状がある。糖尿病性網膜症・糖尿病性腎症・糖尿病性神経障害だが、糖尿病患者は自覚症状がないことが問題である。すなわち、発症に気づかず、緩徐で遅発性なのである。予防は、血糖コントロール(HbA1C<6.4)と体重・血圧・脂質のコントロールである。
 治療は糖尿病の分類、または重症度(進行度)によって異なる。1型糖尿病では早期から強力なインスリン治療(強化インスリン療法など)を行う。2型糖尿病に対しては初期には食事療法と運動療法、次いで薬物療法であるが、問題点も指摘されている。かつて主流だったSU剤は食後高血糖が低下するように基礎分泌をあげてしまうと空腹時に低血糖となるため、過食から肥満になる場合があった。インクレチンは消化管由来のインスリン分泌刺激を有するホルモンの総称でGLP-1やGIPがある。GLP-1は胃の内容物排出速度を遅らせ、満腹感を助長することで食欲を抑制したり、食後の急峻な血糖上昇を抑制する作用がある。一方GIPは脂肪細胞にそのGIP受容体が存在し、脂肪細胞への糖の取り込みを促進することで肥満を助長させる。これらのホルモンはDPP-IVによって分解され失活する。従ってDPP-IVを阻害薬(ジャヌビア、エクアなど)、もしくは血中で分解されにくいGLP-1様の化合物(ビクトーザなど)が今後の治療薬の主流になると考える。
11月1日に開業した河野秀樹先生から開業の報告と謝意の挨拶があった。
斎藤幸生先生(山梨大学 循環器・呼吸器内科 助教)が初参加で、自己紹介された。
次回は平成24年 1月25日(水)歯科部会との合同新年会
第92回緑陽医会 報告
日 時: 平成23年9月28日(水) PM7:30〜
場 所: 古名屋ホテル 2階ホアヒン
参加者: 1溝部政史、2反田克彦、3篠原文雄、4日原敏彦、5笹本憲男、6竹川正純、7川崎洋介、8露木弘光、9樋口幸司、10二宮守弘、11井尻 裕、12長田 満、13久津間健治、14鶴田好孝、15瀧森しのぶ(順不同・敬称略)
・ショートスピーチ 「肝臓がんの内科的治療」  ほそだクリニック院長 細田和彦先生(12期卒業)
   肝臓がんは、原発性肝がんと転移性肝がんがあり、原発性の90%以上は肝細胞がん(HCC)である。人口10万人当たりの発症率はアジア地域の国が高い。日本では肝がん死亡数は年間3万人を超えており、これは過去20年間変わらない。そして東日本で最も高い死亡率は山梨県である。HCCはほとんど肝炎ウイルスが原因である。肝炎ウイルスの感染により繊維化が生じ、その進展が慢性肝炎の重症度と比例して肝硬変、肝がんと発展してゆく。血小板数が肝の繊維化(“硬さ”)の進行を示すので、血小板数の動きを追うことが重要である。
 肝がんの治療は、@外科手術(肝切除)A経皮的局所療法(ラジオ波・マイクロ波焼却療法、エタノール注入療法)B肝動脈塞栓療法(TACE・TAE)C化学療法(動注化学療法)D分子標的薬などがあり、肝臓の機能(肝障害の程度)と腫瘍の拡がり(腫瘍径・数、脈管侵襲、肝外転移)で治療法を決める。
 内科的治療では腫瘍径3cm以下、腫瘍数3個以下、肝機能が良好で出血傾向がなければ経皮的局所療法が適応となる。勤務していた社会保険山梨病院では平成11年からはラジオ波治療(RFA)を行っており、外科的療法に比べ5年生存率で勝っており10年生存率も同等であった。外科的療法より侵襲が低く入院期間も短いので有用な治療法と考えられる。
会の規約に則り、本会の名称を「緑陽医会」に変更することが承認された。
次回は平成23年 11月30日(水) ホテル談露館
第91回甲府南高校医科部会 報告
日 時: 平成23年7月27日(水) PM7:30〜
場 所: 釜飯 たぬき
参加者: 篠原文雄、溝部政史、反田克彦、川崎洋介、露木弘光、竹川正純、古屋好美、斉藤和磨、日原 聡、久津間健治(10名)(順不同・敬称略)
歯科部会との合同納涼会であった。篠原文雄会長、渡邊富裕歯科部会会長および五味義彦南高校同窓会会長から、11月5日に行われる同窓会総会の案内、広告協賛のお願い、同窓会名簿購入の依頼などのお話があった。
甲府中北保健所所長の古屋好美先生から震災後の日本の復興における保健行政のグランドデザインなどのお話があった。
反田克彦先生 「あさなぎクリニック・心療内科」の開業(7月6日)を報告(甲府市蓬沢町1099-1)
特定の団体を連想させるため、本会の名称を「緑陽医会」に変更することが承認された。
次回は平成23年 9月28日(水)の予定
第90回甲府南高校医科部会 報告
日 時: 平成23年5月25日(水) PM7:30〜
場 所: ホテル談露館 1階 アンバー
参加者: 篠原文雄、溝部政史、反田克彦、長田 満、樋口幸司、小林理恵子、河野秀樹、久津間健治(8名)(順不同・敬称略)
・ショートスピーチ 「Parkinson?」
  甲府脳神経外科病院 神経内科 小林理恵子先生(16期卒)
「Parkinson病は@固縮、A振戦、B寡動、C姿勢反射障害を4大症状とする緩徐進行性の病気で、病理的には黒質線条体の変性・減少とLevy小体の出現を特徴とする。人口10万人当たり100から150人の発症率で脳神経疾患ではアルツハイマー型認知症に次ぐ。脳梗塞や、ある種の薬ではParkinson病と同様の症状を示すことがあるが、治療法が違うので明確に区別する必要がある。
診断には4大症状のうち2症状を認め、画像上に特に異常なく、他の疾患が否定され、抗パーキンソン病薬で症状が改善されることで確定される。MRIなどで異常がみられなくても、Parkinson病を疑ったときにはMIBG心筋シンチが有用である。
治療は薬物療法が基本で、L−ドパ製剤とドパミンアゴニストでかなりの率で症状が改善される。治療ガイドラインが改訂されている。
Parkinson病は難病であり特定疾患の認定による援助、介護保険制度に基づく援助、身体障害者福祉法に基づく援助などがある。」
反田克彦先生 「あさなぎクリニック・心療内科」の開業(7月6日)を報告(甲府市蓬沢町1099-1)
河野秀樹先生 昭和町での開業(11月予定)を報告
次回は平成23年7月27日(水) 歯科部会との合同納涼会
第89回甲府南高校医科部会 報告
日 時: 平成23年1月26日(水) PM7:30〜
場 所: 釜めし たぬき
参加者: 竹川正純、篠原文雄、有馬美則、井尻 裕、鶴田好孝、、露木弘光、反田克彦、長田 満、久津間健治(9名)(順不同・敬称略)
歯科部会との合同新年会を行った。
  1.五味義彦甲府南高校同窓会会長から、東京支部会設立の報告
2.歯科の一瀬 明先生が中央市から県議選に出馬することの挨拶
3.第34回緑陽会ゴルフの結果発表
次回は平成23年3月23日(水)
第88回甲府南高校医科部会 報告
日 時: 平成22年11月24日(水) PM7:30〜
場 所: 古名屋ホテル 2階 フアヒン
参加者: 竹川正純、篠原文雄、溝部政史、瀧森しのぶ、鶴田好孝、河野秀樹、日原 聡、井尻 裕、樋口幸司、久津間健治(10名)(順不同・敬称略)
ショートスピーチ
  演題:「Jリーグ応援中に発生したと思われる脊椎脆弱性骨折の1例」
講師:くつま整形外科医院院長 久津間健治
 ヴァンフォーレ甲府の熱狂的サポーターの中年女性が、チームの遠征試合に帯同するため無理な旅行日程と不規則な生活を続け、試合中の連続ジャンプによる衝撃で脊椎に多発性の脆弱性骨折が生じたと思われる一例を経験した。地域に密着したJリーグは地方の活性化に役立ち、サポーターは増加している。他方、アウェイの試合は遠隔地まで遠征するため週末の強行日程を余儀なくされる。チームは選手の健康管理には注意を払うが、今後はサポーターの健康管理にも啓発する必要があると思われた。
次回は平成23年1月26日(水) 歯科部会との合同新年会
第87回甲府南高校医科部会 報告
日 時: 平成22年9月22日(水) PM7:30〜
場 所: ホテル談露館 1階 アンバー
出席者: 中沢 肇、西山 徹、樫本 温、竹川正純、篠原文雄、反田克彦、溝部政史、瀧森しのぶ、井上正晴、久津間健治(10名)(順不同・敬称略)
ショートスピーチ
  演題:「良性疾患に対する内視鏡外科手術」
講師:笛吹中央病院 消化器外科部長 西山 徹(14期卒)先生
 1987年北海道大学第2外科に入局以来、腹部外科全般を研修し、名寄市立総合病院で内視鏡外科手術を習得した。2005年には第1回内視鏡外科技術指導医試験に合格した。2009年4月から笛吹中央病院に移り現在に至っている。対象疾患は良性では胆石症、総胆管結石、。急性虫垂炎、十二指腸穿孔、逆流性食道炎、鼠径ヘルニアなどを扱う。悪性疾患では食道がん、胃がん、大腸がん、肝細胞がんなどである。当院に赴任以来、良性疾患105例、悪性疾患8例の手術を行った。現在の方法はポータル挿入のため二箇所の切開を要するが、近い将来は一箇所の切開による方法が普及するだろう。
第86回甲府南高校医科部会 報告
恒例の医科・歯科合同の納涼会が行われました。
日 時: 平成22年7月28日(水) 午後7時30分〜
場 所: た ぬ き
甲府市中央1丁目14-8
TEL 055-235-6311
出席者: 1反田克彦、2溝部政史、3露木弘光、4篠原文雄、5井尻 裕、6竹川正純、7日原 聡、8長田 満、9久津間健治(順不同・敬称略)
連絡事項
  1.緑陽会のゴルフコンペの結果が報告され、次回は11月23日予定と報告された。
2.甲府南高校同窓会総会は11月6日(土)に開催される。広告協賛をお願いしたい。
3.次会の医科部会は9月22日(水)談露館です。
第85回 甲府南高校医科部会定例勉強会 報告
日 時: 平成22年5月26日(水) 午後7時30分〜
場 所: アーバンリゾート 古名屋ホテル
出席者: 1篠原文雄、2河野秀樹、3二宮守弘、4川崎洋介、5井尻 裕、6反田克彦、7深澤 功、8竹川正純、9溝部政史、10樋口幸司、12長田 満、13鶴田好孝、14保坂 稔、15樫本 温、16瀧森しのぶ、17堀内富雄、18久津間健治 計18名 (順不同・敬称略)
1)ショートスピーチ
  演題:「脳卒中の現況  −特に脳梗塞についてー 」
講師:深澤 功先生(16期)  甲府城南病院 脳神経外科部長
 
 「脳卒中患者の80%は脳梗塞である。その脳卒中の患者で死亡の内訳をみると1960年は脳出血76.8%、脳梗塞13.3%であったが、2008年には脳梗塞が59.8%となり脳出血は26.5%に逆転している。それぞれの疾患の死亡率が大きく異なるため、脳梗塞患者総数は急激に増加していると解釈できる。脳梗塞の古典的分類は(1)ラクナ梗塞、(2)アテローム血栓性脳梗塞、(3)心原性脳梗塞の3つであるが、(1)と(2)を合わせて非心原性脳梗塞とすることもある。(1)と(2)の原因疾患は大部分が高血圧症であり、(3)の原因は心房細動が主因である。
 従って脳梗塞の予防は、高血圧症の管理が重要であり、心房細動がある場合はその管理と血栓予防のために抗血小板剤が必須である。近年のアテローム血栓症の大規模調査REACH registryの結果では、プレタールとアスピリンの比較により前者は出血を伴うイベントを防ぐことが示された。高血圧症の治療薬はARBが第一選択である。」
 
2) 6月27日(日)に甲府南高校同窓会主催のゴルフコンペがあるので出席を要請
3) 次回は7月28日(水)歯科部会との合同例会(納涼会)です
第84回 甲府南高校医科部会 報告
日  時 平成22年3月24日(水) PM7:30〜
場  所 ホテル談露館
参加者: 1篠原文雄、2竹川正純、3溝部政史、4日原敏彦、5鶴田好孝、6河野秀樹、7樫本 温、8笹本憲男、9川崎洋介、10久津間健治、 計10名 (順不同・敬称略)
【ショートスピーチ】
  演題:「ヴァンフォーレ甲府の戦略とサポートの依頼」
講師:ヴァンフォーレ山梨スポーツクラブ 営業部 営業課長 高野伸介
 
 ヴァンフォーレ甲府は、山梨県全市町村をホームタウンとし「地域に根ざしたクラブ」を理念に、日々活動している。Jリーグ中最多となる年間100回以上の地域イベントに参加し、交流を図っている。これは大きな企業をスポンサーとするビッグクラブと異なり地域密着型のチームの特長である。地域に密着した活動のおかげで、ホームゲームではJ2リーグの上位となる平均1万人以上の入場者をいただいている。観戦者アンケートでも、甲府は観戦にきたきっかけとして地域貢献をあげた人が全チームで一番であった。少ない予算の中で強力な攻撃陣を補強でき、今シーズンこそJ1昇格を果たしたい。トップチームの活躍を支えるためには、下部組織の構築が急務である。ユースチーム、ジュニアユースさらにキッズチームを整備し全県的に優秀な選手の受け皿にならねばならない。
地域に貢献するクラブのご支援をぜひともお願いいたします
【連絡事項】
1) 竹川会計から平成21年度の会計報告があった。
2) 次回の85回甲府南高校同窓会医科部会は5月26日(水)に開催される。万障繰り合わせの上、参加をお願いいたします。
3) 5月9日(日)に医科・歯科対抗ゴルフ(緑陽会ゴルフ)が行われる。奮って参加をお願いしたい。
第82回 甲府南高校医科部会 報告
日  時 平成21年11月25日(水) PM7:30〜
場  所 古名屋ホテル
参加者: 1篠原文雄、2竹川正純、3溝部政史、4日原敏彦、5鶴田好孝、6斉藤和磨、7堀内富雄、8井尻 裕、9瀧森しのぶ、10河野秀樹、11久津間健治、 計11名 (順不同・敬称略)
【ショートスピーチ】
  演題:「心血管疾患の予防を目指した脂質代謝の管理」
講師:北杜市立甲陽病院副院長  井尻 裕先生
 
 世界では死因の第1位は虚血性心疾患である。一方、米国では既に冠動脈疾患死が減少してきている。これは医療技術の進歩とともに効果的な薬剤が上梓されてきたためと考えられる。しかし日本では日本人の総コレステロール値は年々上昇し、米国人のそれを凌駕した。高コレステロール血症に代表される脂質代謝異常に糖尿病や高血圧症が律速因子として働き動脈硬化を引き起こす。その結果心血管イベントが生じる。動脈硬化は頚動脈硬化度をエコーで計測し評価する。
 大規模臨床試験によってLDLコレステロールを低下させると冠動脈疾患は予防できることがわかってきた。さらにLDLコレステロールを低下させてもHDLコレステロールが低いと心血管イベントのリスクが高くなることも明らかとなった。そこでLDL-CとHDL-Cの比率(L/H比)を調べたところL/H比は冠動脈疾患リスクと相関することもわかった。特にL/H比1.5以下では冠動脈プラークは退縮するため、これを目標値として治療戦略を立てるべきである。
【連絡事項】
1) 11月28日に甲府南高校同窓会年次総会が開催される。万障繰り合わせの上、参加をお願いいたします。
2) 医科・歯科対抗ゴルフ(緑陽会ゴルフ)は11月8日に甲斐芙蓉CCで行われた。篠原会長、日原敏彦、井出勝彦、堀内富雄の4名であった。次回は奮って参加をお願いしたい
3) 南高校8期卒の小沢鋭仁代議士が環境大臣に就任された。本会として政治活動を応援、寄付金の賛否を問うたところ、賛成が大多数を占めた。
4) 次回83回は平成22年1月27日(水)歯科との合同新年会である。
第81回 甲府南高校医科部会 報告
日  時 平成21年9月30日(水) PM7:30〜
場  所 釜飯「たぬき」
参加者: 1篠原文雄、2竹川正純、3溝部政史、4日原敏彦、5鶴田好孝、6長田 満、7斉藤和磨、8樫本 温、9樋口幸司、10反田克彦、11堀内富雄、12久津間健治、 計12名 (順不同・敬称略)
連絡事項
1) 8月に行われた衆議院選挙で当選した甲府南高校8期卒の小沢鋭仁代議士の桜井秘書から、選挙協力と当選御礼の挨拶があった。
2) 医科・歯科対抗ゴルフ(緑陽会ゴルフ)は11月8日に甲斐芙蓉CCで行われる。奮って参加をお願いしたい。
3) 11月28日(土)に甲府南高校同窓会総会がアピオで開催される。ついては総会誌の広告をお願いしたい。
4) 次回82回は11月25日(水)である。
第80回 甲府南高校医科部会 報告
日  時 平成21年7月22日(水) PM7:30〜
場  所 ホテル談露館
参加者: 1篠原文雄、2竹川正純、3溝部政史、4日原敏彦、5鶴田好孝、6二宮守弘、7久津間健治、 計7名 (順不同・敬称略)

 都合により歯科部会との合同納涼会が延期されたため、通常例会となった。
 
1:講演「C型肝炎の最近の話題」  演者  榊原一浩先生
 現在日本では、毎年3万人以上の方が肝がんで亡くなっている。その約80%はC型肝炎ウィルスの感染によるものである。C型肝炎ウィルスに感染すると2週間から1カ月後に急性肝炎を起こし、その後約60〜80%の人は治らずに慢性化する。その進行は非常に緩徐でおよそ20〜30年で肝がんへと進んでゆく。最近はインターフェロンの有効率が上がってきたので、早期発見が大切である。インターフェロンにリバビリンを併用することもある。C型肝炎ウィルスを完全に排除できる確立は、ウィルスの量、ウィルスの種類によって異なる。日本では、ウィルスを最も排除しにくいジェノタイプ1bが約70%を占める。
 
2:次回は平成21年9月30日(水)歯科との合同納涼会の予定です。