おもちゃ図書館(増穂町社会福祉協議会)
富士川大橋を渡ってすぐに、最近スポーツリハビリ室を増設された、くつま整形外科医院があります。先生の奥様が増穂町の『おもちゃ博物館』のボランティアをされていると伺い早速紹介していただきました。
 増穂町の町民会館の和室で週一度水曜日の午前10時から12時まで行っているそうです。ボランティアコーディネーターの佐藤美智子さんにお話を伺いました。
 平成元年頃より町の社会福祉協議会が主催で始まったそうです。当初は集会所を廻って行っていましたが、その後皆さんが集まりやすい現在の場所に落ち着いたようです。趣旨は、保育園に行く前の0歳より三歳までの子どもが、オモチャを通して皆で楽しく遊べることを目的としていたようです。特に障害のある子どもも健常者の子どもと自然に一緒に遊べることを願ってできたようです。
 おもちゃ図書館財団より寄贈されたおもちゃがたくさんあり、多勢の子どもが、 お互いに刺激しあってにぎやかに遊んでいます。お母さん同士も楽しそうにお話をしています。おばあちゃん、おじいちゃんの姿もあります。何人かの子どもを持つお母さんは、赤ちゃんをボランティアの方に見ていただいて、安心して上の子供の相手ができ好評です。10時から11時20分まで自由に遊び、30分までにお片づけ、12時までは、ボランティアの皆さんが、輪の中心に立ち、「む〜す〜んで開いて手を打って〜」などの歌をうたいながら、子どもやお母さんみんなで大きな声で手遊びをします。「お母さんが仲間の中で子育ての悩みなどを相談して、元気になって帰ってもらうことが一番うれしい。」と話されていたのが印象的でした。
 子どもは、胸にアンパンマン、ポケモン、ネコ、ブタ、スイカ、星、トマト、リンゴなどのアップリケの名札をつけています。「手作りおもちゃの会」のボランティアの方が作ってくれたそうです。また、オモチャは大切な財産ですし、口に入れて遊んだりしますので、月に一度ボランティアの方が、丁寧に時間をかけ消毒をしているそうです。この会で月に一度の誕生会、年に二度の森林公園へ遊びに行くお出かけ会、クリスマス会、お別れ会などが開催されます。会費は、年に500円。保険料やプレゼントに当てているそうです。入会は何時でも良く、また、町外の方も良いそうです。
 おもちゃ図書館は、中富町では第2、第3木曜日、総合会館の和室で10時から12時までボランティアの方、愛育班、保護者会の方で運営されています。市川大門町は、障害児の方のみですが、第2土曜日、町民会館の和室で行われているそうです。

株式会社邦文堂様発行の「邦文堂だより」(平成16年6月号・第203号)より転載させていただきました。

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