1:コーチとして、先ず選手の信頼を得る事が大切であり、それがなければコーチが考えたことが選手に反映されない。
2:コーチは計画性を持たなければならないが、それは1週間・1ヶ月・1年というように時間的流れの中で考えねばならない。コーチは自身の哲学を持っており、それに則り選手を統率し、叱り、内面を見つめ、最後にスポーツを行うことの楽しさ・満足感を与えなければならない。
3:フィジカルパフォーマンスは、戦略・技術・体力(フィジカル)・精神力(メンタル)の4つで構成される。その中のフィジカルコンディション(体力)を高めるには、鍛錬(トレーニング)・休息・栄養・心理面(集中力や向上心)が必要である。個々の選手では人間性・学習能力・人間関係・生活習慣という要素が大きく関与するので、必ず考慮する。
4:鍛錬(トレーニング)の内容は、持久力をつけ、パワーをつけ、スピードを上げ、バランスを得、柔軟性をかちとり、粘り強く、俊敏性を持つことを目的に行う。それらの目的のために行う訓練が、コーディネーションである。
5:コーディネーションとは幼児期の遊びの中で自然に培われるようなもので、小さなスペースで効果的な動きのできる能力である。それは、体力消耗を軽減させ、上の段階にステップアップするために必要である。
6:サッカーの試合を分析すると、90分の試合の中で選手は平均10〜12kmを走る。しかし、90分のうち55%は立ち止まっているか、歩いている時間であり。35%はジョギングであり、8%が早く走り、全速力で走るのはわずかに2%にすぎない。すなわち選手は試合の流れの中で緩急のリズムとすばやい方向転換を求められている。コーディネーションはまさにこの動きを学ぶ事である。
7:フィジカルコンディションとは、選手をよりよい状態にするものであり、そのためにはメディカルチェック(血液検査、尿検査、整形外科的精査、歯科的精査)を常に行い、自己管理として体脂肪率、柔軟性、筋力、持久力などを常に把握していなければならない。
8:オランダサッカー1部リーグ(エールディヴィジ)の名門チーム アヤックスアムステルダムのジュニア育成法を紹介したビデオ供覧
9:(コーディネーション実技、ラダーを用いて)
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